古生代の最終期・ペルム紀の巨木化石を発掘・研究中 <動画有り>
Experts work on the excavation of a 17-metre-long tree fossil with roots, leaves and bark in Ratanakiri province. Ministry of Environment

12月初め、環境省の専門家によれば、(カンボジア北東部)ラタナキリ州ルンパット野生生物保護区で長さ17メートルの巨木の化石、2019年に専門家が初めて化石を発掘してから2回目の研究を開始した、というさらに12月初め、同所で石化した根、葉、樹皮で化石を発見した。久方の考古学遺物の発見である。

*動画:Khmer Times TVより

同省の遺産地域局の化石研究チームのメンバー:リム・ヴァンチャン氏は、「2019年私たちは巨木の化石を見つけてそれを研究しているが、20年になってもまだ発掘を続けており、もっと多くの巨木の化石を発掘するだろう」と述べ、「この巨木の化石は最初の発掘で、それは2億9,890万年から2億5,220万年前に存在した古生代の最後の期間である地質学でいうペルム紀からのものである」と決定された、と語った。

ラタナキリ州の位置

*参照:ラタナキリ州カンボジア北東部の州である。「ラタナキリ」という言葉は、合わせると「宝石と山がある場所」という意味になる2つのカンボジア語の単語からの派生語である。州都バンルンは同州の高地の中央部にあり、プノンペンからは約586km離れている。同州には毎年多くの旅行客が訪れる。野生生物の宝庫であり、都会から遠く離れた部族制の村々が残る同州は、エコツーリズムの格好の舞台である。ラタナキリ州の住民の多くは、先住民である少数民族(古クメール族)でカンボジアの主要民族であるクメール族は同州では3割弱になる。

おすすめの記事