
サル・ソカ副首相兼内務大臣夫妻は18日朝、タイから帰国中に黒の制服を着たタイ軍兵士から性的暴行を受けたカンボジア人出稼ぎ労働者女性を見舞った。
同大臣はソーシャルメディアで、この訪問はバンテアイ・ミアンチェイ州への出張中に起きたとシェアした。この労働者は10人以上の他の人々と共にカンボジアに戻る途中だった。
地元メディアの報道によると、この事件には10人以上のカンボジア人男女労働者が関与しており、その中には少なくとも7人の黒制服を着たタイ兵にレイプされた女性も含まれている。兵士らは男性労働者を暴行、拷問し、携帯電話や現金を奪ったとされている。
この襲撃事件は15日(土)の夜、バッタンバン州カムリエン地区カンボジア・タイ国境付近で発生したと報じられている。
13人のカンボジア人労働者(女性6人、男性6人、そして幼児1人)はタイから帰国途中だった。彼らは午後10時頃、バッタンバン州カムリエン地区ボンライン自治区スヴァイ村のスヴァイチェク国境警察署付近で国境を越え、カンボジアに入国した。
同報告書は、カンボジア人労働者の証言に基づくと、タイ軍兵士が車両を停止させ、乗客を強制的に降ろし、残忍な殴打等を加えたと付け加えた。
男性労働者は殴打され、蹴られ、銃で殴られたと報告されており、兵士らは18歳の若い女性を引きずり出し、集団レイプしたとのこと。
襲撃後に兵士らは6,500バーツと携帯電話4台を奪い、その後グループを解放してカンボジアに再入国させたとされている。
スヴァイチェク国境検問所に到着した労働者たちは、カンボジア国境警察と地元軍の協力により確保された。
その後、一行はカムリエン郡の労働者受入センターに移送され、最初の尋問を受けた。捜査後、被害者と他の労働者は健康診断と治療のため地元の保健センターに送られた。
なお、帰国しようとした出稼ぎ労働者が正規の帰国かどうか定かではない。
掲載写真:内務省 Khmer Times掲載

