内務省は、飲酒運転や事故を起こした人身事故を記録するデータベースやブラックリストを作成する可能性を検討している。
カンボジアでは最近交通事故が急増しており、国民や専門家は増加の原因をアルコールのせいだとしている中、飲酒運転者のブラックリストを作成する計画は24日（水）、国家交通安全委員会委員長であるサー・ソカ内務大臣によって公式フェイスブックページで確認された。
「昨年の交通事故による死者数は1500人を超え、事故の多くは飲酒運転によるものだ」と同大臣は述べた。
「飲酒運転は生命を危険にさらすだけでなく、罪のない傍観者や他の道路利用者を死亡させる可能性もある。」「法律の下ではこれは過失致死罪に問われることになり、法律は例外を認めない」
ということ強調した。
同内務大臣は、フンマネ首相の飲酒運転の取り締まり強化と罰則の強化の指示を受けた具体的な取り組みの一つとしてブラックリスト作成に触れたものである。
同大臣は道路交通法の条文を引用し、「呼気アルコール濃度が空気1リットル当たり0.40ミリグラムと記録されたり、血液検査で1リットル当たり0.80グラムと判明したりして死亡事故を引き起こした事故に巻き込まれた運転手は、懲役5年までの刑に処せられる」と述べた。
同氏は、フン・マネ首相が飲酒運転をして他人に傷害や死亡事故を引き起こした者は直ちに拘留されるべきであるとの指示に触れている。また同省報道官のタッチ・ソカク氏は、飲酒運転者のブラックリスト作成プロジェクトは内務大臣の取り組みであるが、まだ研究中であることを認めている。
同報道官は、「ブラックリスト記載のデータは、個人、特に再犯者に対する処罰のレベルなど、予防のためのさまざまな措置を検討するのに役立ち、当局が犯罪者に対して法的措置を講じる際にも役立つ」と述べている。
掲載写真：プノンペンの飲酒事故、4人死亡 Khmer Times
