
サール・ソカ副首相兼内務大臣は、オンライン詐欺や人身売買を含むマネーロンダリングに関してカンボジアが再びグレーリストに載らないようにするとの決意を表明した。
同氏は昨日、「マネーロンダリング対策、テロ資金供与、大量破壊兵器拡散資金供与」に関するセミナーの閉会式でこの発言をした。
カンボジアにおけるマネーロンダリング対策について、サル・ソカ副首相は、フン・セン前首相(現上院議長)率いる第6期王国政府の取り組みを強調した。
当時、サル・ケン前副首相兼内務大臣は、法的メカニズムと実施メカニズムの構築を推進する役割を担い、最終的に金融活動作業部会(FATF)が課すマネーロンダリング対策に関するグレーリストからカンボジアを除外することに成功した。
パリに本部を置くFATFは2023年2月、カンボジアをマネーロンダリングの危険がある国のグレーリストから除外したと発表した。FATFは2019年から4年連続でカンボジアをグレーリストに掲載していた。
カンボジアはグレーリストから除外されたものの、内務大臣は、フン・マネト首相率いるカンボジア王国政府は、内務省をマネーロンダリング対策タスクフォースの責任者として、カンボジアがグレーリストに再び戻らないよう引き続き断固たる決意で臨んでいると述べた。
さらに、マネーロンダリング、オンライン詐欺、人身売買といった世界的な犯罪行為への対策も継続して実施されていると述べた。
掲載写真:内務省