カンボジアは 1 月 1 日から 8 月 20 日までに 87 件の人身売買から約 865 人の外国人を救出したと、サー・ケン内務大臣は金曜日の声明で述べた。(新華社伝)
Khmer Times なぜか、カンボジア内務大臣の声明を新華社伝から引用報道
サーケン内務大臣は同声明で、「17件の事件で合計60人の人身売買の容疑者が法廷に送られました」と述べ、「しかし、彼らは違法なオンライン ギャンブル会社で働くことを余儀なくされ、人身売買の被害者になっていました」と付け加えている。
調査と尋問の結果によると、これらの救出された外国人の多くはSNSを介してだまされ、高給の仕事を約束してカンボジアに不法に国境を越えた人たちである。
同大臣は、「これらの非人道的な行為を非難し、政府は詐欺行為、通信詐欺、違法薬物、マネーロンダリング、違法なオンライン ギャンブルとの戦いに強く取り組んでいる」、「救出された犠牲者は、移民ステータスに関連する罰金を免除され、カンボジアの法律に従って出生国に強制送還された」と述べている。
以上の内容を新華社伝からの報道です。下の本サイトに掲載した記事(下掲をご参照)と比較しながら読むとカンボジアの人権、報道状況がよく解ります。
*新華社:新華社(しんかしゃ)は、中華人民共和国の国営通信社である。日本のメディアで「新華社によると」といった伝え方をした時は、中国政府及び中国共産党の公式見解を発表報道していると見做されている。(Wikipediaの記述より)Khmer Timesも似たようなメディアだから新華社伝からの引用で取材なんてなくてもいいということなのか。
新華社は上記の*印にあるように本来が中華系の人々に伝えるための中国共産党の宣伝・報道機関です。カンボジア内務大臣の重要な発表さえ、そこから安易に引用するKhmer Timesの記事、取材する能力や機会がないということなの?ちょっと、唖然としてしまう報道レベルである。
掲載写真:Khmer Timeより(写真自体が「新華社」伝か、不明)