メコン川の氾濫と鉄砲水はカンボジア全土の20の都市と州のさまざまな地域に影響を及ぼし、これまでに少なくとも6人が死亡したと国家災害管理委員会(NCDM)の報道官が金曜日に発表した、と中国の新華社が伝えた。それをそのままKhmer Timesが転載している。国内の重要ニュースであっても、政府の広報活動を担っているKhmer Timesが新華社電伝としているのは、それだけ資本と人員に余力のないことを物語っている。
国家災害管理委員会(NCDM)の報道官:ソス・キム・コルモニー氏は「約29,489世帯が影響を受け、そのうち2,029世帯が安全な地域に避難している」とソス・キム・コルモニー氏は新華社に語ったという。またそれ続き、「洪水により6人の命が奪われ、6人が負傷した」、「例年8月から10月にかけて同国を襲う洪水により、2万2713の水田と3026の他の農作物も浸水している」と付け加えた。
一方、報道官は、東南アジアの国でも1月から9月にかけて落雷による死者73名、嵐による死者9名を記録したと述べた。
2000年のカンボジアの洪水は、過去70年以上で最悪のものだったと伝えられている。2000 年 11 月 16 日に国家災害管理委員会 (NCDM) がまとめた公式報告書では、死者数は 347 名(そのうち 80% が子供) とされています。
同記事を読むに例年と比べて、ここ20年の間では洪水被害は、今年は小規模なものにとどまっている。
掲載写真:新華社