保健省指示 ASEAN+のサミット期間、救急車はサイレンを鳴らすな!

ちょっと苦笑するようなの保健省指示が報道されている。

カンボジアの保健省はプレスリリースで、2022 年の第 40 回 ASEAN サミットと第 41 回および関連会議の期間中、救急車が路上でサイレンを鳴らすことを許可しないように公立および私立の病院に通知を発行したという。

ちょっとこれは?と思うような指示である。

同省は言うには、これは「カンボジアが主催しているASEANサミットの路上で受け取る準備をしている当直の治安、秩序、交通当局への混乱」を避けるためであると述べている。

 

いかにもカンボジアという指示で、忖度もここに極まれりの感がある。人命に係るようなことが保健省から出る唖然とする不思議さだが、これもまた忖度であるが、一方で緊急でもないのにサイレンで好き勝手に鳴らし走る身勝手な救急車がいることも事実、さらにだいぶ前にも「交通事故が起こるや多くの救急車が殺到する」といったお金目当ての救急車が問題となったこともある。そうした事態に保健省がいかに取り組んだかという報道はその後ない。

だが、今回のサミットにはこうした指示、これは国によっては轟々たる非難や抗議が起こるであろうが、どっちもどっちのカンボジアならでは指示であろう。一向に非難の論調どころか、一片の指示の書類のみの指示報道だけである。

お陰でサミット期間は静かな夜になろう。日頃、野外レストランの大音響に悩まされている住民は安眠できるメリットがある。

掲載写真:KhmerTimes

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