カンボジアの保健当局者は1月3日(金)、2024年にマラリア症例が74%減少し、この病気との戦いで大きな進歩が見られると報告した。
国立寄生虫学・昆虫学・マラリア対策センターのホイ・レコル所長は、東南アジアの国におけるマラリア症例は2023年の1,384件から2024年にはわずか355件にまで74%も減少したと述べた。
「2024年にカンボジアがマラリア症例の減少において目覚ましい進歩を遂げていると聞いて素晴らしい。本当に感動的だ」、「さらに、カンボジアでは2018年以降死亡者はゼロで、2024年1月以降は国内での熱帯熱マラリア感染例も報告されていない」と説明している。
同レコル氏は、この成果は監視対応の改善、国民の意識向上、マラリア検査装置、殺虫剤処理された蚊帳、抗マラリア薬などの適切な機器の入手可能性によるものだ、また医療専門家と政府の努力、そして効果的なマラリア診断検査とアルテスネートメフロキン(ASMQ)などの治療法がこの成功に大きく貢献したと付け加えた
マラリアは蚊が媒介する感染症で、特に雨季にカンボジアの森林地帯や山地帯でよく見られます。
マラリアの危険がカンボジアでは南西部に集中し、古代遺跡の分布が見られない地域は、それだえ長く人跡未踏の森林地帯がカンボジアの内陸から海外線(プレアシハヌーク、コ・コン、パイリンの各州全域)まで覆っていたことを物語っている。
掲載写真:イメージ 国営新華社の掲載