カンボジアに入国するワクチン未接種の帰国者、訪問者は、14日間隔離される必要がなくなります。これからは一週間隔離だけとなった。
空路、陸路、水路を経由してカンボジアに入るワクチン未接種の旅行者は、14日ではなく7日だけ検疫隔離が必要になるように保健省は21日から入国条件が変更なったと発表した。
Mam Bun Heng保健相は、この国に飛来する訪問者は、7日間の検疫の最終日に迅速診断検査(抗原検査)を受ける必要があるとも付け加え、次のように述べた。
「国境を越えて入国するワクチン未接種の入国者は、迅速診断検査を2回受ける必要があります。1回目は到着時、最後は検疫の最終日です」と述べた。
同記事を報ずるKhmer Timesは、「観光客を引き付けるための検疫日数を短縮」という見出しを掲げ、掲載の写真を掲載したが、そもそも海外から来る観光目的の旅行者はワクチン接種2回以上が多くの国で条件とされており、同記事の写真に見られるような隔離施設には入ってまで観光するとは思えない。
どう見てもカンボジアの出稼ぎ労働者の帰国に関して適用されるような劣悪な施設である。先ずもって見出し自体が的外れである。
こうした隔離状態のため、一昨日のKhmer Timesが掲載した疑わしいワクチン接種証明者所持で検疫逃れが出るのであろう。
*下の記事を参考に
掲載写真:タイから帰国した出稼ぎ労働者の検疫隔離施設 画像:Khmer Times