保健省 「PCR検査ボッタクリ」を調査 ーだが、現場任せの言い訳に終始ー

保健省は公立病院での「PCR検査ボッタクリ(高額請求)」問題を調査するという。PCRテストは無料で行われますが、地元の人と外国人はPCR確認テストの結果証明書を取得するためにそれぞれ20ドルと30ドルを支払う必要があるという。地元の人や外国人が確認証明書を取得するために100ドル以上を払わなければならない場合もあり、その結果は依然としてボッタクリ(高額請求)続いている

保健省の「PCR検査のボッタクリ」調査だが、放任姿勢は変わらず

保健省は「この件について調査を開始したが、確認証明書の発行には関与していない」と述べた。

同省・報道官:HokKim Chengは9日、「検査が陽性か陰性かに関係なく、地元住民と外国人にPCR検査と確認証明書を請求するためのガイドラインや指令はない」と述べた。

「政府の病院や人々が自分たちの個人的な利益と利益のためにシステムを悪用していると感じているので、省はこの問題を調査しています。PCRテストは無料で、1つの確認証明書に対して20ドルから60ドルを支払いますか?」と述べているが、そのための是正については何も語ってない。ほ

同報道官は、「病院が確認証明書を請求している理由は意味がない」と述べた。「政府は、Covid-19を持っている人に無料のPCR検査をしてもらいたいと思っています。省は、人々がPCR検査結果証明書にお金を払っていることに気づいていない。」

同省は、「人手不足のため現在3〜4日かかるPCR検査結果の発行を早めるための積極的な対策をすでに講じているが、証明書の発行については、関係する病院やセンターの下にあり、関係はない」と述べた。

だが、「地元の人や外国人は、旅行の目的でPCR検査の結果が必要な場合にのみPCR検査の結果にお金を払う」と指摘した。要は保健省自らが出国するにあたってのPCR検査での陰性証明書は言い値(ボッタクリ値段)で払うことになると言っているに等しい。

要はPCR検査は感染有無の確認で、地元民や外国人の労働や出国については、高額請求があっても仕方がないと認めているに過ぎない。そのためには方策もガイドラインもなく、現場でのボッタクリ横行を認めているかの発言である。

Khmer Timesは、ロシアン病院(Khmer-Soviet Friendship Hospital)のPCR検査室で働くEm Sothea医師は9日、「保健省のガイドラインに従ってPCR確認証明書を請求する」と発表し、これは地元の人は20ドル、外国人は30ドルです。」と述べたと報じた。これって建前と現場任せの保健省の報道官の発言とは矛盾だらけである。

「証明書は、PCRテストが行​​われてから4〜5日後に発行されます。それは有料でそれを要求する人だけに与えられます。この証明書は旅行者向けではなく、労働者が雇用主にCovid-19ステータスを示すためのものです」とEm Sothea医師は言うが要は陰性証明書を必要とする者からは高額請求でお金を取るということで、「労働者が雇用主にCovid-19ステータスを示す」とはもっともらしく見せるための言い訳に過ぎない。

Ket Mealea Hospitalで働くSreyLeak医師は9日、「確認証明書の省ガイドラインに従って60ドルを請求する」、「PCR検査の結果を得るのに4〜5日待つ必要はありません。1日以内にその人は自分の結果を得ることができ、それを彼らの職場に示すことができます」と述べていると報じられている。

批判の高まりから保健省がやっと調査を始めるかと思いきや、現場でのボッタクリ請求を暗に認めているか単なる放置で、何らかの公明性、公正性を示す姿勢が見られない。

まさにカンボジア、ここ30年、結局は公的機関は不明朗な請求で地元民や外国人からお金をふんだくれ!であって、これで入国規制を緩和しても地元民がわざわざ出国するか、「外国人は行きはよいよいだが、帰りは怖い」と来る訳ない。これで観光再開、直接投資歓迎という国の姿勢は、現場の眼先に利益で画餅に帰していることは間違いない。

掲載写真:ロシアン病院の陰性証明書 これが地元民20㌦以上 画像:Khmer Times

 

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