5日夜、地元メディアによれば、保健省は「11月28日市中感染」の感染者第1号(所謂:感染源 地元メディアは感染0号と表現)を特定したと発表した。早速、顔写真付で身元を公表している。
感染源は、身元公開された刑務所局長夫婦の娘と親族
保健省の省の声明によれば「同省の作業部会は、今年10月に輸入された症例(感染者)と接触した後、Chem Sonita(30歳)とTang Sevenup(42歳)が地域感染の最初の原因である可能性がある」と結論した。
発表には両人の具体的な関係は示されていないが、地元メディアは「ソニータ Chem Sonita(30歳)は新型コロナ感染者の夫から感染したようだ。彼女は、既に写真付で身元公開された内務省・刑務所局長:チェム・ソブッツ Chhem Savuthの娘である。11月28日土曜日、Sevenupはソニータ Sonitaの義理の兄弟であり、既に感線が確認されているLim Lumorの夫である。」と伝えている。
10月14日から11月17日までの間に2人と接触していた市民は検査を!
14日夜、保健省は、2020年10月14日から11月17日までの間に2人の個人と接触していた一般市民に、検査を申し出る呼びかけた。
上述の保健省の発表では、「今年10月に輸入された症例(感染者)から感染者の特定」とあるが、要は10月にカンボジアに入国した感染者から上記2名を通じて感染が拡がった、ということである。
入国者はカンボジア人帰国者か外国人であるかは、明らかにされていない。所謂、検疫逃れの者で可能性もある。
一昨日の内務省・刑務所局長:チェム・ソブッツ夫妻の身元公開は、上記のような感染経路が判明したため、公開に踏み切ったということだろう。いずれにせよ、カンボジア入国者から感染が拡がった、ということは、空港での入国審査のPCR検査漏れか、検疫期間中に感染者に感染源の2人が接触した事実だけは自ずと明らかになった。