保健大臣、デング熱に対して特に警戒を呼びかけ

保健大臣のマム・ブンヘン氏は、デング熱が憂慮すべきほど蔓延しているため、デング熱に対し国民に警戒呼び掛けた。

同氏は、6月2日にプノンペン都センソク地区コーク・クレーン区にある人々に無料の治療を提供する保健科学大学のボランティア医師チームを率いた際にこの声明を発表した。

大臣は、「雨季が近づいているので、デング熱の媒介者であるネッタイシマカを繁殖させる可能性のある蚊、蚊の幼虫、水が家や家の周囲にいないことを確認し、デング熱に注意する必要がある」と述べました。

同氏は住民に対し、蚊が多い地域では地元当局に報告し、当局が保健当局に殺虫剤散布を報告できるようにするよう指示した。

昨年比でデング熱患者が2倍増に

2023年の最初の4か月間で、カンボジアではデング熱の症例が1,667件、死亡者が3名で、2022年の同時期(症例数611名、死亡者1名)と比べて2倍以上に増加しました。

デング熱感染者数が最も多い州は、カンダル州、プノンペン州、バンテアイメンチェイ州、コンポンチュナン州、コンポントム州、プレア・シハヌークビル州、タケオ州などです。

高熱を発して、解熱剤等を服用しても下がらない。またお子さんの場合、37°Cあたりから急に(2時間ほど)39°Cに急上昇した場合、早めに医療機関で受診してください。風邪程度と市販の薬使用で毎年のように東南アジア地域で日本人がデング熱で亡くなっています。特効薬はありませんし、一度かかってもそれが、別の熱ウイルㇲの場合では免疫機能が効きません。地元の人は、デング熱は多い人で3度かかって、免疫ができると言っています。

掲載写真:Khmer Times

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