
カンボジア北西部のシェムリアップ州に住む26歳の男性がH5N1型ヒト鳥インフルエンザに感染していることが確認され、今年の感染者数はこれまでに14人になったと保健省が28日(火)の声明で発表した。
「国立公衆衛生研究所の検査結果により、7月26日にこの男性がH5N1ウイルスに陽性反応を示したことが示された」と声明は述べている。
「患者は発熱、咳、喉の痛み、腹痛、呼吸困難などの症状があり、現在医師チームによって救助されている」と付け加えた。
被害者はシェムリアップ市のクラヴァン村に住んでいる。
「調査の結果、患者の家の近くに鶏が死んでおり、患者は発病の3日前にも鶏の殺処分や羽毛の除去を行っていたことが判明した」と声明は述べている。
保健当局は感染源を調査しており、地域社会での感染拡大を防ぐため、感染の疑いのある人や被害者と接触した人などを対象に検査を実施している。
保健省によると、今年これまでにこの東南アジアの国ではH5N1型鳥インフルエンザの感染例が計14件報告されており、うち5人が死亡した。
掲載写真:イメージ 中国国営・新華社電をKhmer Timesが転載

