国家災害管理委員会 (NCDM) は、今年上半期に 42 人が落雷で命を落とした、と報告した。
毎年の事とは言え、落雷は怖い。日本の方でも山で落雷と出会った恐怖を経験した方も多い。それ故、夏の登山では早朝から行動し、午後は早めに切り上げる。怖い者といえば、「地震、雷、家事、親父」だが、卑猥な親父や暴走老人出没など別の意味で怖い親父が増えているが、カンボジアでは「雷、デング熱」が雨季の名物で、家事についてはたこ足ならぬマングローブ状の配線と素人工事で漏電が出火原因の最大数である。今は落雷の真っ最中、プノンペンでも川沿いは注意。デング熱は北部のストゥントレイン州で流行中、プノンペンでいえばドーナツ状に拡がる貧困層や湿地帯で流行中。「子供の病気」とカンボジア人は言うが、外国人は要注意、毎年のように病院代をケチった日本人が東南アジア諸国で死んでいる。さて、この落雷、雨季の名物詩であるが、既に42人死亡という発表はけっこう怖い。
NCDM 報道官: Soth Kimkol Mony は1日、犠牲者には 15 人の女性が含まれ、24 人の追加の犠牲者が重傷を負ったと述べた。また、雷は 26 頭の牛を殺し、4 軒の家を破壊した、と彼は言った。
NCDM の別のスポークスマンである Khut Sokha は、落雷の被害が最も大きかったのは、バンテアイミェアンチエイ州、バッタバン州、ウドンミェアンチェイ州、コンポンスプ―、カンダル、コンポンチャム州などカンボジア中央低地に広範囲になど、広範囲に拡がっている。
「落雷を防ぐための特別な設備はありません。だから、地方に住む人、特に高地に住む人には、注意を呼びかけ、必要な場合を除いて雨が降っているときは外出しないように呼びかけることしかできません」と 同報道官は述べ、「.雨が降っているときは、落雷の危険性が高いため、木に登ったり、大きな木の下や高所に避難したりしない」と呼び掛けた。
「雷はとても危険です。落雷の犠牲者はその場で即死する可能性があります。電気ショックのようなものだ」
「わずか数秒で命を奪う可能性があります。」
例えば、5 月 23 日に落雷がクラティエ州のメコンの漁師を襲い、Tiv Teang ( 35 歳の男性)が死亡しました。警察官は「被害者のボートが川の真ん中に浮かんでいたので、調べに行ったところ、犠牲者がボートで死亡しているのを見つけました。検死の結果、私たちは Teang が実際に落雷で死亡したことを突き止めました。」という。クラチエ州のメコン川の真ん中で雷が発生した最初のケースです。
*掲載写真:5月27日午後、落雷により 3 人が死亡し、5 人が重傷を負った。コンポントム州 画像:Khmer Times