乾季の風物詩 「プラホック(魚醤)」作りシーズン開幕する

乾季の漁期の開幕は、人々が漁村へ向かい、カンボジア人にとって欠かせない調味料である発酵魚のペーストであるプラホク(魚醤 ぎょしょう)を作るため買い物の季節の始まりを告げる風物詩となっている。

ディス・ティナ農林水産大臣は12月15日、カンダル州ポンヘア・レウ地区コーチェン自治区タポフ村にある、「プラホク(魚醤 ぎょしょう)」を作るための魚を収穫する定置トロール漁業であるダイ水産第15号を視察した。

同大臣:ティナ氏は、今年の魚の収穫量は昨年より増加しており、人々はプラホクを作るためにより多くの魚を購入できると述べた。同省は毎年魚の漁獲量を監視しており、今年は国や地方自治体による違法漁業の取り締まりの取り組みにより、漁獲量が昨年と比べて約5%増加したという。また同氏によると、ほとんどのプラホクは今でも家庭用に伝統的な方法で作られているという。

しかし、市場向けにプラホクを加工する中小企業が増加しており、現在、製品の信頼性と付加価値を高めるために安全認証を求めている。

ティナ氏によると、企業が製造するプラホクは、国内および輸出市場向けの衛生植物検疫基準(SPS)の原則に従って作られているという。一方、同省は昨年、Conferelの支援を受けてプラホクの試食コンテストを導入しており、今後も協力して伝統的なカンボジアの調味料の普及を推進していく。

農林水産省:イム・ラクナ報道官は、漁業の漁期の解禁は10月に始まり、トンレサップ川の水質次第で嵐がなければ2月まで続くと述べた。

同ラクナ氏は、水産行政が漁業の解禁シーズンが到来し、プラホクを作るための魚を購入できると国民に通知したと付け加えている。

掲載写真:Khmer Times

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