中国人130人をオンライン詐欺とサイバー犯罪等で強制送還に

内務省移民総局(GDI)は、サイバー犯罪、オンライン詐欺、違法賭博の罪で中国人130人を引き渡した。

GDI報道官兼副局長:ソク・ソムニア中将は17日(水)、「サイバー犯罪、オンライン詐欺、違法ギャンブルへの関与の罪で、4月13日に中国人130人が(中国への強制送還の形で)引き渡された」と述べた。さらに「私たちはこれらの犯罪に関与した人々をさらに捜索中ですが、入国管理警察による捜査中であるため、これ以上詳しくは言えません」と述べている。

カンボジア国内の中国メディア:「チャイナ・デイリー」は4月14日(日)、中国公安当局がカンボジア警察と協力して、ギャンブルや詐欺関連の犯罪と闘うための共同作戦を最近組織したと報じた。

同作戦中、カンボジア警察はプレア・シアヌーク州のいくつかの賭博場と詐欺行為を解体し、犯罪容疑で多数の中国人を逮捕し、サーバー、コンピューター、携帯電話、その他の機器を大量に押収したと発表した。

「湖北省公安省の指揮の下でカンボジア警察と協力して引き渡し作業を行うため作業グループがカンボジアに派遣された」という。

4月13日(土)から、「強制送還対象者たちはチャーター民間航空便によって数回に分けて中国に引き渡された」とも説明されている。

カンボジア当局による違法ギャンブル撲滅作戦は国中で、特にプレア・シアヌーク州で活発に行われている。

3月9日、10日でオンライン詐欺容疑で外国人479人を逮捕

3月9日から10日までの2日間のオンライン詐欺取締りで、州当局はカンボジア人279人ベトナム人109人タイ人55人中国人28人台湾人8人ミャンマー人1人の計479人を逮捕した。逮捕者の中には高額報酬の詐欺広告に釣られ、強制的に詐欺行為に加わらされた容疑者が数多くいるようだ。

掲載写真:中国がチャーターした警察官付の強制送還機内 China Daily  Khmer Times転載

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