シンガポールで勉強していた若い中国人学生が、中国人詐欺師にカンボジアに誘い込まれ、70万ドル以上の恐喝された事件、カンボジア内務省情報局の介入で救出された。
被害者は中国人学生で、シンガポール経営大学で株式マーケティングの学士号取得を目指している者であった。
被害者は 8 月 3 日、「シンガポールの入国管理警察の一員を名乗る男から被害者に、自分がいくつかの詐欺事件の捜査に関わっていると告げられたと述べた。さらに3人の詐欺師が当局や検察官を名乗って被害者に詐欺工作を行った。その後、被害者はカンボジアに行くよう指示され、行かなければ、法的責任を負うことになると言われたという。
被害者は8月10日にカンボジアに到着し、ホテルに滞在し、誘拐されたので71万ドルの身代金を支払う必要があると述べたビデオクリップを家族に送るように脅迫された。被害者の両親は詐欺師に約5000ドルを送金したが、その後中国とシンガポールの当局に連絡した
告訴を受けてシンガポール当局が捜査したところ、被害者がカンボジアに入国していたことが判明したため、被害者の両親や中国大使館職員らがカンボジア内務省の介入を申し入れ、警察と共に被害者救出の捜索を行った。
被害者は8月15日、最終的にプノンペン都センソク地区のイオンモール2で発見されたという。
救出された被害者によると、中国人詐欺者らは特に技術的、心理的に非常に熟練しており、被害者が自信を失いグループの言葉を信じてしまうまで慰めたり、脅迫したりしたという。
被害者は救出後、直ちにシンガポールに向かったという。
中国人詐欺師たちが逮捕されたという報道は、未だない。被害者側家族が払ったお金はすでに詐欺組織の幹部に上納されているだろう。
掲載写真:Khmer Times