両親から33万ドルの身代金を求めて自分の誘拐を装った詐欺の被害にあった中国人学生が拘留から解放され、帰国した。
オーストラリアで学び暮らしている学生:シア・ティアン(中国国籍)は、誘拐犯グループに騙され、中国にいる家族から234万4,000元(33万ドル)の身代金を得るために自分の誘拐を偽装させらるため、昨年12月24日に初めてカンボジアに来たという。
昨年暮れ、12月28日午前11時50分、入国管理総局(GDI)はGDIホットラインを通じて被害者の父親、シア・リンファンさんから苦情を受け取り、その後調査を実施した。
ティアンさんは同日午後3時、プノンペン都センソック地区オベカアム自治区にあるバリホテルで、化粧による偽の傷を負った状態で発見された。その後、ティアン氏はGDIでの尋問のために連行された。
取り調べの中で、被害者は両親に身代金を要求するために騙されて写真付きで拷問の偽画像を記録させられたと主張した。
その後、彼はこれは誘拐ではなく詐欺だったと述べた。1月3日(水)の内務省のソーシャルメディアへの投稿によると、ティアンさんは取り調べの後、12月28日に家族の元に無事帰国した。しかし、入国管理警察は依然としてこの事件を捜査中である。
入国管理総局(GDI)・報道官:ケオ・バンサン氏によると、オンライン詐欺師に騙されるケースは数多くあるため、この種のケースはこれが初めてではないと述べている。
「詐欺師が偽の情報を使って被害者を騙す同様の事件が多数発生している」と同ヴァンサン氏は述べた。
なお、「これまでの事例では、一部のメディアが誤った情報を掲載し、カンボジアの評判と威信を傷つけた。」という非難も述べているが、一部メディアの非難報道の具体的事例ついては伝えられていない。
掲載写真:Khmer Times