中国とカンボジアの警察は共同で大規模な国境を越えた麻薬密売事件を取り締まり、49人の容疑者を逮捕し、350kgのメタンフェタミンを押収したという。
中国南部の広東省の公安局が木曜日に発表したところによると、広州警察は2020年10月に国境を越えた麻薬密売マフィアを確認した。同局の調査によると、麻薬マフィアは中国とカンボジアの多くの場所で活動する予定であったという。
2021年12月24日、中国とカンボジアの警察が同時作戦を実施した。カンボジアのプノンペンにある別荘と別の場所で、5人のギャングのボスクラスと15人の関係者、および350 kgのメタンフェタミンが押収され、さらに29人の容疑者が複数の中国の都市で逮捕されたという。
このニュース、中国の国内ニュースからKhmer Timesが転載したもので、記事を読むに両国の合同警察の捜査というものの、実態は中国公安局がほとんど取り仕切った捜査であるようだ。相次ぐ麻薬事件の摘発でそのほとんどが中国人、今やカンボジアは麻薬の一大集積、密売の巣窟になった感がある。捜索時の銃撃戦の発生なぞ、米国への麻薬流入の拠点であるメキシコ麻薬戦争を想起させる。特にシハヌークビル、中国人の街というよりは、中国マフィアの支配する街になった感があり、首都プノンペンでも連日のように中国人の犯罪や飲酒事故などの無軌道がニュースになっている。
掲載写真:Khmer Timesより