中国とカンボジアの合同演習が開始される 米国はしっかり見ている

中国軍の071 型総合揚陸艦は、カンボジアとの大規模な合同演習に参加するために中国軍を輸送している。これは、中国人民解放軍 (PLA) による外国軍事交流の一環であり、カンボジアとの合同練習の象徴でもあるとKhmer Timesは伝える。

2020年3月15日のカンボジア・中国軍合同演習の人民解放軍 カンポット州 Khmer Times

同合同軍事演習は二国間協定に従って、中国とカンボジアの軍隊が3月下旬から4月上旬にかけて、カンボジアで「ゴールデンドラゴン-2023合同演習」を開催する予定である。

同合同演習の主題は、「重要なイベントの安全と人道援助のための作戦である」と中国国防省は15日(水)のプレスリリースで述べ、また「陸軍、海軍、および人民解放軍南部戦区の統合後方支援部隊からの 200 人を超える部隊が15日(水)、中国南部の広東省湛江で、071 型総合揚陸艦の出発式を行った。式典の後、中国軍はカンボジアの港に向けて出航し、そこから自動車両で演習場に運ぶ」と中国中央電視台(CCTV) が報じている。

中国国営メディア:中国中央電視台(CCTV) によると、この合同演習の訓練には 3,000 人以上の人員と 300 台以上の車両が参加する予定で、これは中国とカンボジアの間で 5 回目の共同演習となるという。

国が再三、懸念を表明しているレアム海軍基地の中国軍事基地化。 Khmer Times

*なお、カンボジアと中国の合同軍事演習について、Khmer Times3月17日付で3つの記事を掲載し、更にプレアシハヌーク州のレアム海軍基地への米国の懸念ー中国軍の海軍基地化の懸念ーについて米国を非難するフンセン首相の演説を掲載している

掲載写真:中国軍の揚陸艦 Khmer Times

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