サンボールプレイクック国家庁(SNA)は、同管理区域のいくつかの老朽化した寺院の保存修復に着手すると発表した。
SNA事務局長のPhan Nadyは昨日、寺院の保存、保存、保護が切実に必要であったため、寺院の修復は社会と国への貢献の1つであると述べているが、この遺跡はカンボジアで3番目の世界遺産として登録されたが、話題となったのはその直後だけで、世界遺産ての観光客はその後も伸び悩んでいる。そしてコロナ禍、アンコール遺跡群とともに修理保存のチャンス期間ではある。
サンボールプレイクク国立局副局長ヘンタン氏は、修復と保存の作業は、日本の早稲田大学、アンコールワット財団、および財政的および技術的支援を提供したサンボールプレイクク寺院の国家修復プロジェクトと協力して行われている、と述べた。特に早稲田大学の支援と研究は目覚ましく、中心部の大きな寺院を見事に復元している。
「資金と専門家が不足しているため、修理できる寺院は年に2つか3つしかありません。Covid-19のコンテキストでは、海外からの観光客の数は約80%減少し、国内の観光客の数は約20%減少しました」と同副局長は述べている。国内観光客だが、世界遺産として認定されるまで、国内観光客には忘れらていたような遺跡で、指定以前は入域チケット売場の係員がいないこともしばしばであった。指定後、遺跡の整備が進んだことが世界遺産登録の恩恵で、このほどようやく他の寺院遺跡が始まったか、という感がある。
サンボープレイクック地区の寺院遺跡はレンガで建てられ、7世紀から8世紀後半のクメール族初の統一国家:真臘(漢文資料名、チェンラ王国)の王都であった。
2017年7月8日にユネスコの世界遺産リストにカンボジア第3番目の世界遺産として登録された。
掲載画像:画像の寺院は、寺院遺跡では最も大きい祠堂(プラサットタオ)である。