上川外務大臣 日本からのお土産、巡視船を供与

カンボジア国家警察は、上川外務大臣を通じて日本政府から寄贈される巡視船が、沿岸地域の国境警備を行う同国の海上警察のニーズを満たすことを期待している。

国家警察副長官兼報道官のチャイ・キムコーエン中将は8日、「巡視船はカンボジア海上警察にとって、カンボジアの国境沿いの治安維持と救助活動に欠かせないものとなるだろう」、「カンボジアが現在使用している巡視船は古く、当局のニーズを満たすことができない。また、小型船で最新技術も欠いている」、そして「日本政府が最新鋭の巡視船を供給し、巡視と救助活動の強化に貢献すると聞いてうれしく思う」と語った。

「我々は領土保全と国家主権を守り、陸と海の国境沿いの安全を確保するための明確な政策と戦略計画を持っている」と付け加えている。

上川陽子外務大臣は金曜日と土曜日の2日間の予定でカンボジアを公式訪問し、フン・セン上院議長、フン・マネト首相、ソク・チェンダ・ソピア外務国際協力相、カンボジア地雷対策センター(CMAC)のヘン・ラタナ事務局長らと会談した。

カンボジア外務国際協力省は6日(土)に声明を発表し、「両国大臣はカンボジアと日本の友好関係をさらに発展させ、包括的戦略的パートナーシップをさらに強化し、両国に利益となる他の分野での協力を拡大していくことで意見が一致した」と述べた。

掲載写真:カンボジア外務省の提供 Khmer Timesが転載

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