ロン島観光、現時点でワクチン接種を問わない
Sihanoukville Tourist Boat Association staff checks the Covid-19 vaccination card of a passenger. Facebook

現在、1社の定期船ではワクチン証明書不必要だが、将来は解らない

ロン島当局によると現在、同島を訪れる観光客にCovid-19ワクチンを2回接種を義務付けていません。しかし、なくても島を訪れるにあたって、マスクの着用、社会的距離の維持、手洗い、消毒剤の定期的な散布などの保健省の措置を遵守することが必須です。

ロン島当局長ヌオン・ブントール氏は29日、全国的な予防接種キャンペーンの後、ロン島への国内外の訪問者の増加が目覚ましいという。しかし、同氏は将来、ロン島当局が観光船協会との会合を開き、訪問者に両方の用量のワクチン接種を要求するかどうかを議論すると付け加えている「これまで、ロン島に渡るには、原則として島への定期船:タイクーン・ティービシェでは2回接種された観光客または乗客のみを許可していましたが、観光客が必要かどうかの決定は見ていません。ワクチンの2回投与を証明する予防接種カード」と述べた。

上記のロン島地区長の発言に反して、シアヌークビル観光船協会のビシェ会長は28日に、「海上での乗客輸送が再開されても、ワクチン接種を受けた人だけが対象になる」と述べた。同氏はまた「、Covid-19の感染を防ぐために、プレアシアヌク州の島々を訪問したいすべての乗客は、島への旅行を許可される前に2回分のワクチンを接種されるべきである」と述べた。

新型コロナ感染はインフルエンザではないー科学的にも経験値からも言えるー

これだけカンボジアでのワクチン接種が叫ばれ、各国でも躍起になっている現状では、自由意志といっても旅行の自由は現実的にワクチン接種の有無が問われることになりそうである。

そして新型コロナ感染自体、ワクチンだけでなく効果ある治療法の開発が急がれるが、来年内には可能という見通しが全く情報がないところが、「新型インフルエンザ」との決定的な違いである。

筆者はバンコクの有名病院で「新型インフルエンザ」に院内感染した。骨折入院なのに数日後に発熱し、それから急に重症化し人口呼吸器を付けるに到った経験があるが、医師も当初は血中酸素の低下原因がわからず困惑し、タミヘルを投与したところ劇的に改善した。

掲載画像:ロン島への渡航は定期船運行会社によってワクチン接種カードの提示がある。画像:Khmer Times

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