「今年初めに実施した調査の結果、オオトキの個体数は最低でも33羽で、2019年の基準値と比べても安定していることがわかりました」と国の公認団体:ネイチャーライフ・カンボジアのボウ・ヴォルサック代表が述べた。
この数字は、この保護区に世界の生息数の約11%がなるという。
同調査は、保全活動の指針となるよう、絶滅の危機に瀕しているこの種の個体数の動向を測定する標準化された方法を採用したものである。この調査は、森林破壊と森林劣化を減らすことで炭素クレジットを生み出すことにもつながる、とUSAID-モロドク・バイタンが資金提供しているルンパット野生生物保護区REDD+プロジェクトの一環であることを同ヴォルサック氏は述べている。
1993年に王令により設立された「ルンパット野生生物保護区」は、25万ヘクタールの土地面積を誇り、その約80%がラタナキリ州、残りの20%がモンドルキリ州にあります。この保護区は、野生生物と生物多様性資源、特にカンボジアの国鳥であるオオトキを含む希少種や絶滅危惧種の鳥類の保護にとって重要な場所です。
掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)