ラタナキリ・ビラチェイ国立公園 アジアゴールデンキャットの撮影に成功

珍しいアジアゴールデンキャットが、王国の北東部のラタナキリ州ビラチェイ国立公園の自然保護区で撮影された。まだまだ知られれない野生動物が人跡未踏の森が拡がる南西部のカルダモン山系や辺境ラタナキリのビラチェイ国立公園で新たな野生動物や新種の発見が相次いでいる。コロナ禍はこの種の野生動物や野生動物の研究家の活動には好都合にように見える。遊び半分の都会人の移動が減収することに反比例して研究者の活躍や野生動物のテリトリーが拡がっているのはどこの国でも起こっている。

環境省・報道官・Neth Pheaktraは6月28日、専門家によって収集された画像によると、写っている猫はラタナキリのビラチェイ国立公園の自動カメラで撮影されたと述べた。

同Pheaktra氏は、ビラチェ国立公園はASEAN国立遺産公園であり、生物多様性に富んでいると述べました。東メコン川地域保全局の研究チームは、3月から5月にかけてカメラを設置し、希少動物の画像を多数撮影しましたという。

「調査研究は、野生動物の存在に関する重要なデータを収集し、自然保護区の管理地域を分類することでした」「アジアゴールデンキャットは、スレポック野生生物保護区、プノンプリッヒ野生生物保護区、カルダモン山脈地域でも確認されています。これらの最近の猫はビラチェイ国立公園で発見され、カンボジアに野生猫の一種が存在し続けていることを示しました」と同氏は述べ、アジアゴールデンキャットは8つの大型ネコ科の中で最も希少であるため、ほとんど発見されなかったと付け加えました。

研究チームの責任者であるピン・チャンラタナ氏は、猫の体重は9〜16 kgで、小型の哺乳類、鳥、爬虫類、鹿、猿の餌を食べていたと語った。

チャンラタナは、アジアゴールデンキャットは最も小さい猫の野生種で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでほぼ脆弱であると分類されているという。

またPheaktra氏は、カンボジアが生物多様性に富んでいることを発見し、123種の哺乳類、545種の鳥、88種の爬虫類、2,308種の血管植物、874種の魚、24種のハードコーラル、14種のソフトコーラル、10種の海草と63種の爬虫類の存在を確認しているとも述べている。 

掲載画像:ビラチェイ国立公園で撮影に成功したアジアゴールデンキャット 画像:Phnom Penh Postより。

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