家族とはぐれてしまった子象がモンドルキリ州で救出された。約2歳で体重約300キロのこの野生の子象は、10月末にモンドルキリ州センモノロム市ロムネア自治区プトロム村にある共同農園近くの森で発見された。
野生生物保護協会WCSのカンボジアの専門家によると、この象は約2週間前に両親とはぐれたという。
救出さらた時、幼い象は衰弱していたので、すぐにミルクを与えて元気を取り戻したという。
その後、同保護協会チームは象が象の家族が引き取りに現れるかどうかを待ちましたが、4日経っても引き取りに来なかっため、野生生物保護協会(WCSカンボジア)の生物多様性研究チームはプノンタマオ野生生物救助センターの野生生物救助チームに連絡し、救出した子象を飼育とケアのためにプノンタマウ野生生物救助センターに送りました。
同救助活動は、11月2日から3日までの2日間にわたり、WCS、WWF、WAという各組織と森林局、プノンタマウ野生生物救助センターの野生生物救助チーム、モンドルキリ州環境局、ケオセイマ野生生物保護区とプノンプリッチ野生生物保護区の保護官、パトロール隊等、付近の住民の助けを得て約30人の協力で行われました。
子象の発見地は山地で密林のため、救助は困難だったとのことです。
掲載写真:野生生物保護協会(WCS)の提供