モンドリキリ州の少数民族(高地クーメル、プノン族とも呼ばれる先住民)の一員であるカンボジア人男性が野生の象に踏みつぶされて死亡した。
事件は1月13日午前7時頃、モンドルキリ州ケオセイマ地区スレ・プレアコミューンポウチャ村オクラで発生した。
事件の被害者はプノン・コンと名付けられ、事件が起きた村の男性住民であり、ブノン少数民族の一員である。ケオセイマ地区のヘン・オウン地区長は、さまざまな仕事のために森に入るケオセイマ地区の人々に対し、誰もが野生の象の凶暴な群れから身を守るために細心の注意を払うべきだと訴えた。
被害者は料理用に野生の鶏を捕まえるために一人で森に入っていたと彼は言った。
被害者が2025年1月14日の朝まで帰宅しなかったため、子どもたちは兄弟に行方不明の父親を探しに行くよう頼みに行った。
彼らがスレ・プレア地区プーチャ村オ・チャ地点へ歩いていると、父親の遺体が地面に横たわっているのを発見した。すぐに、彼らの叔父であるレウム・ヴァンは、プーチャ村の警備員たちに連絡し、警察に通報した。
ケオセイマ地区の警部は、スレ・プレア警察署の警官に続いて村の警備員が現場へ行き、遺体を検査し、現場を視察したと述べた。警察官らは遺体を検査した結果、顔、足、腹部に象の足跡が残っていたことから、プロン・コンさんは象に踏みつけられて死亡したのであって殺人ではないと結論付けた。
なお2024年に、ケオセイマ地区で女性が野生の象に踏みつぶされて死亡したことがある。
掲載写真:モンドリキリ州ケオセイマ地区警察の提供