汚職対策部隊(ACU)は11日(火)、ポーサット州の現副知事と元州知事を逮捕し、政府高官の地位を得るために賄賂を提供した疑いで、プノンペン市裁判所に法的措置のため送致した。
ACUの報道官:ソイ・チャンビチェトル氏は11日、裁判所の逮捕状に基づき、ポーサット州の副知事レイ・ヴィセット氏と、ルベア・エム地区の元知事コーン・ソカイ氏がACUに昨日逮捕されたと述べた。
同氏によると、彼らは、フン・マネ首相率いる新政府内で地区知事と州知事の地位を確保するため、裁判所の調査判事から詐欺と受動的影響力取引の罪で起訴され投獄されたフン・セン前首相の顧問リー・サメット氏に賄賂を渡したとして告発されているという。
「彼らはすでに尋問と法的措置のためにプノンペン市裁判所に送られている」と同報道官は語った。
内務省国内治安警察局副局長メン・サロウン大佐は、警察の捜査によると、現在ポーサット州副知事を務めているヴィセット氏は、ポーサット州知事の地位を確保するためサメット氏に57万ドルを提供したとされ、ソッカイ氏は今年初めにアリー・クサット市長の就任を確保するためサメットに30万ドルを支払ったとされていると述べた。
しかし、サメットが政府指導者を説得して任命することができなかったため、彼らはその地位を確保を得られなかったという。
この賄賂は、フン・セン上院議長が、法務省と裁判所がサメット氏と他の関係当局者に対して法的措置を取るとフェイスブックに投稿した後に、一般に情報が漏洩された。
掲載写真:現ポーサット州副知事 汚職対策部隊(ACU)の提供