ポイペト タイ人の麻薬密売人グループを逮捕 「カジノが有れば麻薬有り」

7月6日、男女7人のタイ人麻薬密売人が薬物錠剤と銃の所持で逮捕され、麻薬取締局により地方裁判所に送致された。

麻薬犯罪副長官:シン・シンデス氏は、7月3日午前11時、ポイペト市ポイペト区ミタピアップ村で銃器爆発事故が起きた後、バンテアイ・メンチェイ州ポイペト市警察が爆発事件を捜査し、その際にタイ人麻薬密売グループを摘発した、と発表した。

ポイペト市警察署の刑事警察隊はタイ人男女7人の容疑者を逮捕し、次のように特定している。

1  キティ・ジョン・サム・ブット、男性、23歳、
2  シナキット・ソンヴィフォン、男性、26歳、
3  シット・ナヴス・シンナトラトール・ナコル、男性、27歳、
4  氏名不詳の容疑者、23歳、
5  フィラ・ファット・シークサット、男性、20歳、
6  ディチャ・キット・サンファン、男性、30歳、

7人目は氏名不詳、年齢不明で特定中です。

また同逮捕に伴い、警察は次の証拠を発見しました。

タイ人麻薬密売グループからの押収品 警察提供

1  長方形の黒色の錠剤、13 種類の疑わしい薬物の重さ 5.59 グラム
2  8 種類の疑わしい薬物の入った長方形の緑色の錠剤、重さ 3.44 グラム
3  RR 付きの紫色の錠剤、20 種類の疑わしい薬物の重さ 6.2 グラム
4  ミルク色文字の入った錠剤 (DIOR)、薬物の疑い、49 錠、重量 16.17 g
5  文字の付いた緑の錠剤 (FRIMIN5) 薬物 5 錠
6  文字の赤い錠剤 (FRIMIN5) 薬物の疑い 15 錠
7  疑わしい薬物 3 袋(重さ 3.82 グラム)
8   5 個の秤量用、
9  白色粉末、疑わしい薬物の小袋 25 個(重さ 123.31 グラム)
10   25 個の WY 文字が付いたニンジン色の錠剤(重量 440 錠に相当) 39.60グラム
11   WYの文字が付いた赤い錠剤、50錠に相当する5袋、50錠に相当、4.50グラム

12  ピストル2丁、弾丸22発
13   パスポート4枚
14   タイのIDカード3枚
15   ALLERGIN 52 本
16   電話

などである。

昔から大人の男女が破滅するのは、酒、女(男)、賭け事の3つからと昔から日本では言われ、その3つの内2つに嵌(はま)れば、確実に生活は破綻するともいう。カジノ地区があれば、そこに薬物(麻薬)が加わる、その結果は「廃人になる」というのが、カンボジアでは常識に近い。そもそもカンボジア人は国内にカジノ地区があってもカジノでの賭け事は禁止されている。

カンボジアの麻薬の絡む事件は日々報道され、一向に減っていません。あまりに事件が多すぎて、本サイトで取り上げる記事は麻薬に絡む特殊な事件か、外国人が絡む事件のみをサイトにアップしています。

掲載写真:Khmer Times

おすすめの記事