ベトナム当局、4000万ドルの国境を越えた詐欺組織を摘発

ベトナム当局は、13,000人以上の被害者から約1兆ベトナムドン(4,000万ポンド)を詐取した国境を越えたハイテク・オンライン詐欺組織を解体した。

当局は、この捜査はカンボジアのスバイリエン州を拠点とし、3段階の詐欺システムを用いて行われたと述べた。詐欺は、地元の警察官を装った詐欺師から始まった。彼らは被害者に連絡を取り、身分証明書、納税申告書、または車両データに関連する手続きを完了するよう指示した。

被害者はその後、さらなる措置を取るために「地区警察」に連絡した。

第 2 段階では、地区レベルの警察官になりすました詐欺師が関与した。詐欺師は被害者を説得して、公共サービス プラットフォームを装った悪質なアプリケーションをダウンロードさせた。インストールされると、そのアプリケーションは被害者のスマートフォンへのリモート アクセスを可能にした。

第三段階は、このアクセスを利用して不正な銀行送金を実行した。取引の承認に顔認識や指紋などの生体認証が必要な場合は、被害者が必要な行動を取るよう促す口実をでっち上げた。当局は、採用管理と設備管理を担当していたとされるクアンニン省出身のグエン・ヴァン・マン容疑者(36歳)と、詐欺のスクリプトの作成と従業員のトレーニングを担当する上級管理職として活動していたハイフォン市出身のファム・ティ・フイエン・トラン容疑者(26歳)を含む5人の主要容疑者を特定した。

現在、首謀者らに加え、38人が詐欺容疑で拘留されている。

バクニン省警察のブイ・チエン・タン副署長は、容疑者を逮捕し逃亡を阻止するため、200人の警官が動員され、国境や空港に43カ所の検問所を設置したと報告した。

初期捜査によると、2024年5月以来、このグループはベトナム全土の被害者から約1兆ベトナムドン(4,000万ポンド)をだまし取っている。

掲載写真:ベトナム国営メディア

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