昨年12月31日、ベトナム各地の国境検問当局は、過去数日間にカンボジアと中国や近隣諸国からベトナムに侵入する何百もの違法な試みを報告した。
12月30日午後6時までに、ベトナムへの国境警備隊の104回の試みが毎日のカウントで記録されたという。
そのうち合計88件の不法入国事件は、ベトナムと中国の境界線に沿って発見された。内訳は、中国人1人で、残りは全てベトナム人である。また、残りの16件は、ベトナムとカンボジアの境界に沿って発見された。30日の統計だけで、ベトナムへの違法入国の試みは週当たり集計を343件になっている。
以前、在カンボジア・ベトナム人が、自国に戻るために違法なルートをとるよう不法入国仲介組織の標的にされいる、という報告もあった。この問題に対処するため、カンボジア駐在ベトナム大使のヴ・クアン・ミン氏は、ベトナム国民に「自分を危険にさらす」ことや「違法な密輸の策略にお金を浪費するな」と勧した。同氏は、パスポート、IDカード、市民権カードなどの法的身分証明書を持っているすべてのベトナム国民が、国境ゲートでの査定後にベトナムへの入国資格があることを再確認した。