ベトナム コロナ禍で対策に手を抜けず 全都市の1/3がロックダウン

苦闘するベトナムだが、厳しい規制措置でタイや日本よりはマシである

8月18日現在、ベトナムでは累計30 万人が感染し、死者累計は6472人になる。それでもタイよりベトナムは2500万人以上も人口が多く、日本より2500万人ほど少ない国である。その意味で日本やタイの悲惨さよりはよりはマシであるが、全体に医療水準が日本に及ばないため、この4月以降死者数は急増している。(ベトナム:人口9620万人超、)

最大都市ホーチミンは厳しいロックダウン中、同市に隣接するビンズオンでは、防護服を着た多くの人たちの姿が見られたという。それぞれ大きな荷物を持ち地方へ向かう電車に乗り込みます。工業都市で働いていた人たちが、封鎖や規制が延長されると見通して移動するためです。

ベトナム国内では感染が急拡大しており、ホーチミンでは現在、不要不急の外出を禁止するなど、厳しい行動制限がとられていますが、感染拡大がおさまる気配が見えない。そこで更に1か月行動制限を延長することになった。 また、首都ハノイでは、人の姿は少なく、レストランや企業が閉鎖され閑散としているという。

ワクチン接種、中国製と聞くとさっと人が引く

また苦闘するバトナム、遅ればせながらワクチン確保に努めている。聞けば、どのワクチンが打たれるかというのは、その会場で解る。「中国製」と聞くと、さっと会場を去る人が続出するという。いかにもベトナム、政府はあからさまな中国批判を控えているが、国民に中国警戒感や不信感は歴史的に強い。

*掲載写真:コロナ禍で人が消えたベトナム・BìnhDương州の州都。州内での毎日の新たな感染数が増加しているため、8月末まで社会的距離を拡大します。専門家は、社会的距離を早期に封鎖または適用し、感染数をゼロにし、後で社会を再開する方がよいと述べている。タイもカンボジアもベトナムのようにそう願いたいのだが、うまく行かない。日本の場合は、去年の6月にWITH コロナと東京都知事が言い出した時には、タイやカンボジア、ベトナムのようなことはもはやできない。

画像:Vietnam Newsより

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