プノン・ダ、アンコール・ボレイ遺跡のユネスコ世界遺産登録申請へ

文化芸術省は省庁間のパートナーと協力して、プノン・ダ遺跡とアンコール・ボレイ遺跡をユネスコ世界遺産に登録するための書類を準備している。

8日(木)、プノンペンで、プーン・サコナ文化大臣の議長の下、11の政府機関が参加する省庁間会議が開催されました。タケオ州のヴェイ・サムナン知事も出席しました。

プノン・ダアンコール・ボレイ遺跡は、どちらもタケオ州アンコール・ボレイ地区に位置し、カンボジアの文化遺産の中でも重要な歴史的、考古学的遺跡とみなされています。

ユネスコによると、プノン・ダ遺跡はアンコール・ボレイの町の南東に位置する小高い丘で、2つの寺院と近隣にいくつかの洞窟が存在します。現在して知られる主要な寺院は、扶南(ふなん カンボジア最古の国)時代に遡る基礎の上に11世紀に建立されました。学者たちは、この遺跡をクメール美術の伝統として知られている最初の「プノン・ダー様式」の起源と見なしています。

なお、プノン・ダ寺院遺跡には、カンボジア最古の寺院の祠堂が残されている(7世紀)

アンコール・ボレイは、扶南王国の王都であり、初期のクメール王国の環濠都市の中心地であったと考えられており、約300ヘクタールの広さを誇ります。数多くのレンガ造りの遺物が残っており、後にユネスコ世界遺産に登録されているサンボー・プレイ・クックやアンコール遺跡などの都市開発のモデルとなった。

カンボジアには現在、ユネスコ世界遺産として登録されている4つの遺跡があります。アンコール遺跡公園、プレア・ビヒア寺院、サンボル・プレイ・クック遺跡、コー・ケー寺院群です。
プノン・ダー遺跡とアンコール・ボレイ遺跡に加え、政府はクメール・ルージュ時代に関連する3つの遺跡、コンポンチュナン県の旧M-13刑務所、プノンペンにあるトゥール・スレン虐殺博物館、そしてチュン・エク虐殺センターの推薦書類を準備中です。

掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)

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