プノンペン都裁判所 中国人犯罪者に相次ぐ起訴や重刑 誘拐、麻薬事件

先にシェムリアップの歯科医院から刑期52年の中国人囚人が自らが雇った仮面武装グループによって脱走して、国家警察を震撼させた事件が起き、未だ逃走者が残っているが、中国人犯罪者の事件があとを絶たない。

同胞誘拐の中国人を起訴、誘拐に麻薬所持

プノンペン都裁判所は8月25日、同胞の実業家を誘拐し、家族に身代金として50万ドルを要求した疑いで中国人の男を逮捕、起訴した。

法廷文書によると、被告はプレア・シハヌーク州シハヌークビル在住:リー・ヨン(別名リー・シャン)(34)居住の男性と特定されている。

リー・ヨン(別名リー・シャン)はカンボジア刑法第253条および第233条に基づき、「逮捕、拘禁、不法監禁および殺害脅迫」の罪で起訴された。有罪判決が下されれば、最長10年の懲役刑が科されることになる。

起訴された誘拐犯:リー・ヨン(別名リー・シャン) プノンペン都警察

内務省刑務局・警察官:ヌオン・ソパール氏は8月25日、警察の捜査によると、7月28日にプノンペンで容疑者リー・ヨンが男性2名、女性1名からなる中国人3名のグループに中国人実業家を食事に誘うよう説得したことが判明していると発表した。

「被害者が車に乗り込むと、彼らは彼女をトゥールコーク地区にある賃貸コンドミニアムの部屋に強制的に連行し、プレア・シアヌーク州に住む家族から金を脅し取るために彼女を不法に監禁し、釈放と引き換えに100万ドルを要求したという。容疑者らは被害者とその被害者の家族との交渉の結果、被害者は50万ドルに減額することに同意し、警察に通報したら殺害すると脅迫した。被害家族は7月30日に50万ドルを支払い、被害者は解放された。解放後、被害者は警察に通報し、正義を求めて告訴状を提出した」と語った。

中国人麻薬密売人に終身刑

同じく25日、プノンペン都裁判所により別の中国人男性に終身刑と6,000万リエルの罰金刑を言い渡した。

有罪判決を受けたのは中国人の張峰被告(27)と特定された人物である。

この中国人容疑者は、8月22日午後5時30分にプノンペン都ミエンチェイ地区ボウン・トゥンプン2世区のマンション前で麻薬取締局によって逮捕された。警察は、容疑者の逮捕時にエクスタシー(MDMA)7kgとその他の化学物質10kgが押収した。

東南アジア諸国や中国、北朝鮮でも麻薬に関しては厳しい重刑が科せられる。

掲載写真:終身刑の判決が出た中国人麻薬密売人 Khmer Times

 

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