プノンペン河岸 突然の崩壊で住宅7軒が被害

プノンペンの川岸(河岸)に沿った突然の予期せぬ土砂崩壊により、クロイ・チャンヴァ地区にあるプレック・リープ自治区クトール村の7軒の住宅が被害に遭った。事故は9月20日(水)の午後に発生した。

住宅のすぐ横にあるトンレバサックの長さ100メートル、幅20メートルの川岸の一部が水に崩落した。この崩壊により、7世帯の家屋に軽度の被害が生じており、しかし被害を受けた家屋の多くは、少なくとも4メートルの川への崩落の傍らに不安定な姿で放置されれている状態である。

被害家屋の高齢住民のイン・ランさん(77歳)は、46年間自治区および村長を務めていると述べ、「私の住む地域では、これまでここにいた間、そのような悲劇(川岸の崩壊)は一度も起きたことはなかったし、このような崩壊が起こるとは思いもしませんでした。」と語った。

彼女は、村の家々のほとんどはもともと川から少し離れたところにあったと付け加えた。しかし、年々、川岸は徐々に侵食されており、川岸が家屋に近づいてきたという。「私は浸食による危険性について当局に伝え、専門家に川岸を調査するために村を訪れるよう依頼した。しかし、解決策についてはまだ彼らから何の返答も受けていません。」と語っている。

今回の川岸崩落で被害を受けた家屋の人々は、誰も現在地の川岸からの移転を望んでいないため、関係当局に川岸の再建と強化を支援するよう求めているという。

クロイ・チャンバール地区副地区長:カオ・サラブス氏は、「プノンペン市当局が解決策を見つけるために現在、被害物件を検査している」と述べた。

メコン及びバサック水系での川の浸食による川岸の崩落は、どこかで毎年の如く起こっている。要は、護岸工事というインフラ整備が川の浸食に追いつかいないことによる。

掲載写真:Khmer Times

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