プノンペン当局 公共交通機関とフェリーサービスを再開

プノンペン都は、首相が11月1日にプノンペン当局に再開するように指示した公共バスとフェリーサービスの再開が、当局によって2日より始まった。

民間丸投げ委託で渋滞はひどくなるばかり、ダメな鉄道と同じ構図

コロナ禍のパンデミックのためにバスとフェリーの運行は昨年の3月26日に停止されて以来、1年以上運行が停止された公共機関がようやく再開した。全て首相の指示次第といった所である。プノンペン当局者が発表した書簡によれば、当局は11月2日から公共交通機関と水上タクシーサービスの試運転を開始したという。特に赤字垂れ流しの民間丸投げ運行委託の公共バス、再開されるのはいいが、当初の支援を請け負ったJICAや御用メディアのような現地日本語メディアの「公共バスは渋滞解消の切り札」という判で押したような喧伝、とは裏腹にがら空きのバスも目立ち、市街地の狭い道の運行は渋滞そのものを悪化させている。

渋滞や赤字垂れ流しの悪化には何年も触れずじまい

こうした実態に東京からは何等の改善策も示されず、また日本語メディアもJICAや当局の喧伝のお先棒を担ぐだけでその後の公共機関の運行や益々悪化する渋滞には知らん顔が何年も続いている。だいたい、首都の歩道が駐車場化し、散歩するできないのは東南アジアではプノンペンぐらいであろう。これも警察を含めた利権絡みで一向に改善していない。

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