プノンペンの非行グループがカンポットで抗争、15人逮捕

プノンペンを拠点とする2つの非行グループは、カンポットの行楽地に向かったときにカンポット州で抗争を起こした。

カンボジアでは、18歳以上は公民権を有する成人として扱われ、日本のような少年非行と位置付けられない。青少年非行グループというのが実態に近い。

カンボジアの少年・少女の精神的な成長は日本など比べ著しく遅く、一般に18歳前後で所謂「反抗期」を迎える。大人となった子どもの反抗期で多くの保護者には手に負えなくなっている。要は自我の発達の未熟さからくる。

特に薬物に手を出す時期と反抗期が重なると暴力犯罪ー窃盗から引ったくりや強盗に到るーに成りやすい。公立学校では、小学校から高校2年生ぐらいまでは教室の秩序が保たれやすいが、それ以降は…押して知るべしとなる。高校、大学でも見学するとよく解る。キャンパス自体がゴミ散乱である。

事件は先週の10月1日の午前11時30分頃にカンポット州トゥクチョウ地区のマークプラン自治区、スノムプランピ村のタダ・リゾートで発生し、リゾートへの他の訪問者や住民にパニックを引き起こしたという。

国家警察総委員会によると、カンポット州警察長官の命令に基づいて、警察は2つのグループの衝突を解散させ、5人の女性を含む15人を逮捕した。

*掲載写真:顔は子どもだが、18歳以上が多い。オートバイは親のお金をひずるか、かっぱらいから得る。この程度のバイクでは中間層以下の出自である。画像:Khmer Times

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