
プノンペンのプランピ・マカラ地区の行政当局は11月7日、チェイ・タヴィ学校の教師や生徒が自転車やバイクを駐輪するために使用していた鉄製の小屋を破壊した。
国土管理・都市計画・建設省による検査の結果、この建造物が公道を塞ぎ、街の景観を損ない、公共秩序を乱していることが判明したことを受けて、今回の解体が行われた。
同省は、交通渋滞の拡大を防ぐため、建造物の即時解体を命じた。
学校側は不当な撤去と主張
学校の所有者は取り壊しに反対し、当局の行為は不当だとして、建物は数年前から存在しており、近くにある同様の小屋は取り壊されていないと主張した。
チェイ・タヴィ学校は公式Facebookページに、当局が解体作業を行う様子を映した動画を投稿した。学校側は、公共スペースを占める近隣の建物が撤去されていないことから、当局の取り締まりは選択的であるように思われ、正義を求める投稿を行った。
学校のオーナーは1992年からこの地域に住んでおり、地元当局が法律を不当に適用していると非難した。政府の開発努力には反対しないものの、「開発は法の下で平等でなければならない」と付け加えた。
これに対し、国土管理省は、教師や生徒の駐車場として使用されている鉄製の小屋が公道である149号線沿いに建設されていたことが判明し、3月3日に所有者に対し、小屋の解体を命じる命令を出したと発表した。
同省は、自転車やバイクが道路沿いに放置されていたため、この小屋が交通渋滞と混乱を引き起こしていたと指摘した。
同省は、公道を塞ぐ建造物は都市の美観や交通の流れに影響を及ぼすだけでなく、特に火災発生時の救助活動を妨げるなど安全上のリスクももたらすと説明している。
掲載写真:Khmer Times

