20日午前になって、下記の同事件についてKhmer Times から前日(20日)の記事から、事件の内実が変わる記事が出ました。既に19日夕方、Phnom Penh Postが報じ、逮捕者の人数、国政別の記事がKhmer Timesの記事と異なり、掲載写真は警察の提供の同じものでした。
どうやらPhnom Penh Postの報道が正しく、そこでKhmer Timesの20日朝の記事が出たようです。もちろんいつものように誤報とも、誤りがあったということには全く触れていません。Khme Timesの矛盾する記事を掲載することは2月以降目立ちます。そこで本サイトも上記の2紙を精査し、次の点を訂正します。
・60人以上の逮捕(見出し)、本文50人逮捕→45人
・「すべて中国人とベトナム人であった」→カンボジア人10人、残り35人は中国人、ベトナム人。
・また、本サイトの見解も含めた箇所もありますが、その背景や上記以外の具体的な内容について訂正する必要を認めていません。
*下記の青字部分が訂正箇所です。
18日深夜(昨夜)、プノンペン都警察の特別部隊がプノンペンで飲み物(酒)と麻薬を使用したパーティーを解散させ、60人以上の外国人を逮捕した。警察は、深夜ごろ、Sangkat Boeung Keng Kang II、Khan Boeung KengKangのStreet288の角にあるStreet95での違法な集会について警告を受け、そこで警察は60人以上の男性と女性の容疑者を見つけ、違法行為の罪で45人を逮捕した。カンボジア人10人、残り35人は中国人とベトナム人である。
警察は、カンボジア政府による飲酒禁止に直接反抗して違法な飲酒を発見したほか、麻薬や麻薬関連の道具も発見したという。
またかよ、と思ってしまうのは地元の人々だけじゃなく在カンボジア外国人の率直な感想であろう。カンボジア人の言う「チェン、アクロウ チュラン」の声が聞こえてきそうだ。記事の内容の訂正後、カンボジア人の中国人取り巻きかどうか、は解りませんが、現状では事件を知るカンボジア人の一般的な言葉です。
この「欲望自然主義の奔流」はモラルや規範意識なんてまるでないかのように続いている。逮捕者本人が抑えきれないのだから、出身政府や出先の大使館も抑えきれず頭を抱える事態であろう。片や欲望、方やお金のため、需要があるから供給があるのでその逆ではない。罪は欲望という需要を妄想のごとく産み出す男たちこそが悪質である。薬物使用なんてとんでもない、とカンボジア政府もうんざりしているだろう。
元来首都のロックダウンに至った<2月20日市中感染事件>は未だ収束しておらず、26日まで店内飲食、夜間外出禁止令、店内飲食禁止が続いている。もちろん真っ先に営業禁止されたのは夜遊び場である。
事件そのものが同国人の隔離施設脱走に端を発し、4月15日までは新規感染者の8割を占めていた<中国人コミュニティー事件>だった。これでもかと続く同胞の犯罪。カンボジア政府の意向もあって地元報道は抑制されているが、新規感染者の大半を占めていた外国人は中国人、それに続いたのがベトナム人女性たちである。一方、在カンボジアの外国人で欧米系(フランス人、アメリカ人、ドイツ人)の感染者や違法行為は数人であり、日本人は2人の感染者にとどまり違法行為の逮捕者はいない。
多くのまともな中国人は本国に戻っている。来るのは密入国の出稼ぎ中国人たち、と知られている。ならば、こうした違法行為で出てくる中国人は元来、本国で反社の者たちであろう。
逮捕された45人の容疑者は、さらなる尋問と法的措置のためにプノンペン市警察の専門事務所に連行された。未だ感染が収まっておらず、多くの規制に耐えているカンボジア人ならずとも、こうした違法行為に厳罰を望んでいるだろう。
掲載写真を見るに、「顔をかくしても国の恥晒しは隠しようがない」と出先の大使館職員は嘆いているだろう。それに男より接客女性のほうが潔い。画像:警察提供