プノンペン 誘拐事件で4人の中国人が逮捕 ヴァベット事件とは別
WAITING FOR CAPTION TO IDENTIFY YANG

プノンペン警察は昨日、家族から金銭を強要するために、2人の同胞の誘拐と違法な監禁に関連して3人の中国人男性と1人の女性を逮捕した。

先にヴァベットで誘拐された2人中国人と誘拐・監禁の加害者である中国人とは別の事件である。

*ヴァベット誘拐事件は下の記事を参考に

チャムカーモン地区ソムピセス警察副長官は16日、裁判所の副検察官が率いる警察チームがトンレバサック自治区にある「カラー」という名前の中国所有のホテルを捜索した後、午前2時頃に誘拐の罪で中国人6人を逮捕したと述べた。

月曜日に、容疑者が2人の男性を誘拐し、不法に彼らを監禁しているという苦情を被害者の家族から受け取ったとという。

同警察副長官は、「被害者の家族の協力を得て、警察は容疑者を特定し、人質を抱えている場所を追跡することができた。」「捜索中に、警察はホテルの従業員である4人の中国人と4人のカンボジア人を逮捕したと述べた。警察はまた、2人の中国人犠牲者を救出した。」と述べている。

また警察チームは、手錠、電気懐中電灯、6台の電話、4台のパスポートなどの他の関連資料も押収したという。その際に逮捕されたカンボジア人4人については、「警察がすべての容疑者への尋問を完了した後、副検察官は、4人の中国人容疑者の活動に関与していなかったため、4人のカンボジア人の釈放を命じた」と彼は述べた。「4人の中国人容疑者は、プノンペン警察本部での尋問とさらなる調査のために一時的に拘留されており、法的措置に直面するだろう」と同副長官は述べた。

救出された犠牲者はプノンペンに住む家族に引き渡されたという。しかし、警察は事件に関連する他の容疑者を探しているため、彼は4人の中国人容疑者の身元を明らかにしなかった。

この種の家族から身代金をせしめようとする中国人の同胞にたいする犯罪は、過去にも何度かあったが、2月だけで2回も続くことは稀で、荒っぽい手口の犯罪の割には杜撰な計画のようで摘発されている。今や中国での出国制限、コロナ禍のカンボジアで大幅に減った中国人であるが、誘拐・監禁・身代金といった犯罪の続発は或る意味でカンボジア在住の中国人のなかには、金づまりになる者が増えきたのだろうか。

掲載写真:イメージ 画像:Khmer Times

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