高級車の運転手は、深夜から早朝にプノンペンの道路の分離帯や街頭に激突する自損事故が相次いでいる。
一つの事故は、2022年4月24日の午前1時30分にプノンペン都トゥールコルク地区トゥクラーク1世のカンプチアクロム道路と直角に交わるマオツェトゥン(毛沢東)通りで起こった。
目撃者によると、事故の前に、毛沢東道路に沿って南から北に高速で運転している白いレンジローバーを運転している目撃している。その後、運転手は自分の車のコントロールを失い、道路の分離帯に激突したという。スピード違反、飲酒運転の疑いがある。
深夜にハマーがスピード違反の自損事故 外国人運転手は逃亡
もう一つは外国人によって運転される巨大なハマーSUVは、深夜にそのオフロード能力を試そうと運転していたという。
事故は2022年4月24日の午前2時に、プノンペン都トゥールコック地区ボウンカクII区289道路沿いで発生した。
現場の目撃者によると、事件の前に、外国人男性が国道289号線に沿って南から北へ高速で白いハマーを運転しているのが見られ上記の場所に差し掛かり、右に曲がろうとして車のコントロールを失い、街頭にぶつかり、車は止まったという。その後、運転手は現場から車を置いて逃亡中である。
Khmer Timesは逃亡した外国人運転手に「当時カンボジアの伝統を尊重し、現場を離れました。」と漫画にような記述をしている。
事件後、交通警察が到着して車両をけん引し、プノンペン市警察の陸路交通局に保管し、所有者が現れ自分の車両を取りに来るのを待っているという。これもまた「伝統を尊重する」ことなのであろう。どうやら警察も、運転手を追跡捜査しなくても待っているという「伝統の尊重」のようである。この事故もスピード違反や飲酒運転の可能性がある。
なお、外国人の国籍等は不明である。
掲載画像:Khmer Times