土曜日、日曜日のタガが外れた酔っ払い騒ぎ
土曜日、日曜日、プノンペンの夜は異常に盛り上がっていた。夜中の12時過ぎまで大音響と若者の大声、女性たちの嬌声が続く。表向き野外レストランだが、プロの歌手も招いて宴会状態、夜中の12時過ぎまで大騒ぎはいい加減にしてくれという迷惑ものである。特にカンボジアの住宅街の近所迷惑を顧みず、儲けんかなといったレストランの横暴ぶりはいつかかならず迷惑防止条例によって取り締まりの対象となるであろう。それは以前から迷惑が指摘されていた路上占拠で夜中まで騒ぐ結婚式等の私的な大騒ぎと同じでコロナ禍でよい点は、近所迷惑な酔っ払いやレストランの騒音撒き散らしが減ったことである。
私的領域が公的領域を無視するカンボジア人、ニューノーマルは定着困難
が、この2日間の騒ぎは、カンボジア人一般が「ニューノーマル（新しい日常）」が全く解ってないことがよく解る。私的な領域が際限なく公的領域を犯すカンボジア人のモラリティー、結局は強権で有無を言わせず取り締まるしかないのか、と思わせた土・日の夜であった。
ハローウインー富裕層の馬鹿者の集まりー摘発対象に
当局は、ハロウィーンを祝うために人々が集まったダウンペンの商業施設に立ち入り捜査した。事件は、「パノラマ」という名前の店舗施設ー要は表向き店舗、レストランを名乗っているのであろうーで、プレア・シソワス通りと、カーン・ダウン・ペンのサンカット・チェイ・チュムネアのストリート178の角で起こった。同店舗は10月30日の午後11時に警察の摘発を受けた。
多くの者が集まって騒いでいるとの通報の受けた警察は、ダウンペン地区のその場に捜索に向かった。警察が店に入ると、ハロウィンを祝うためにビルの最上階に人が集まっていた。場所柄といい、ハローウインという洋物の借り物仮想祭りに集まる若者たちだがら、カンボジア人一般の若者とは無縁の富裕層のドラ息子、ドラ娘たちである。またその手の者を相手にする娘たちであり、そこに不良外国人と来る。
警察がパーティー参加者を逮捕してCovicテストした後、彼らは釈放され、自宅に戻ることが許可されたという。要は、保護者がお金を払って引き取ったということ。
10月29日から11月11日までの14日間、党と集会を禁止するプノンペン首都管理局によって設定された行政措置に違反しているというのが今回の摘発理由である。
通報によって、警察が多数の集まりに介入、解散させる
プノンペン都の7 Makara地区当局は、レストランが異常に多くの人々を受け入れていたとの受けて同レストランを捜索し、レストランの閉鎖を命じた。これもまたレストランに名前だけ変えた夜の遊び場施設。いたちごっこのような取締だが、こうした夜遊び場、経営者は軍か警察の高官だから摘発もなあなあで終わりがない。
7 Makara地区Mittapheap区Street118沿いにある「QK」という名前のレストランは、警察に捜索後閉鎖を命じられた。
報道によれば、レストランは、踊ったりお酒を飲んだりする大勢の人たちの会場であったという。要はレストランとは隠れ蓑である。多くの人々の騒音と光景は、周辺住民に大迷惑というもの。
掲載写真：富裕層のドラ息子とそれにまといつく娘たち。ハローインなんて借り物の祭りに騒ぐのは日本ではアジアの場末の若者たち。 画像：Khmer Times
