プノンペンで外国人から携帯電話を奪ったひったくり犯の2人組が逮捕された。
プノンペン刑事警察局長のネン・チュール中将閣下の命令に従い、6月29日午前10時45分、刑事警察副局長のヴーティ・ヴォン・ヴィボル准将、軽犯罪担当のレン・ブン・アウル中佐、副参謀長のノップ・モニー中佐が専門部隊を率いて、プノンペン都ダウンペン地区プサール・カンダル1番地13番街に沿ってパトロールを行った。そこで警察官部隊は、バイクに乗った2人の窃盗犯が35歳の外国人観光客から携帯電話を奪うのを目撃したという。
直ちに、警察署の特殊部隊が容疑者を追跡し、プノンペン市ダウンペン地区プサール・カンダル1区のソセアロス通りで窃盗犯を逮捕したという。
少年でも常習や悪質な犯人は実名が晒される
警察は犯人を、クック・ピセイ(15歳の少年)とモム・プロス・ヴァン(16歳の少年)と特定している。
専門部隊は被害者を連行して容疑者に告訴状を提出させ、取り調べを行い、裁判所に送致する手続きを進めるている。
なお、この引ったくり事件の被害者の国籍等は明らかになっていない。カンボジアでは少年であっても常習犯や悪質な犯罪者は実名が公表されている。
プノンペンでは、外国人に限らずカンボジア人の誰もが被害者になりうる窃盗事件で都市部では日常的に被害者になりうる事件です。今回は近くに勤務中の警察官が事件現場にいたから逮捕に到っているが、窃盗、強奪事件の被害者の多くは外国人を含めて多くの人々が泣き寝入りしているのが、実態です。
掲載写真:プノンペン警察の提供