プノンペン 偽の狂犬病ワクチン351箱が薬局で発見

プノンペン都内のチャムカルモン地区にある薬局で、内務省経済犯罪警察局の専門捜査官による検査で351箱の偽狂犬病ワクチンが発見され、押収された。同検査は、カンボジアへのワクチン輸入業者であるDP PHARMA株式会社が起こした訴訟を受けて最近実施されたものである。

偽の狂犬病ワクチンを販売する薬局「ポンルー・ボウン・トラベック薬局」では、最大351箱の偽の狂犬病ワクチンが発見された。大量の偽造狂犬病ワクチンが発見された後、警察はさらなる捜査のため薬局の経営者を経済犯罪で警察署に連行した。

殺人罪に相当する偽薬販売

偽の狂犬病ワクチンは、動物に噛まれた後に人間に投与されるワクチンであり、ワクチンは2℃から8℃の涼しい場所に保管する必要がありますが、この薬局では薬の表示が正しくなく、基準を満たしていないため、ワクチン接種者にとっては死に至る危険性がある。狂犬病は致死率の非常に高い病気で、日本では戦後の早い段階で根絶され、カンボジアにおいては、プノンペン都内ではほぼ根絶されているが、地方では根絶されていない。

同タイプのワクチンの輸入業者であるDP PHARMAの代表者によると、「狂犬病ワクチンは、犬、猫、猿に噛まれた後に投与される狂犬病を予防するために投与されます。狂犬病の治療法を発見した国はまだなく、偽のワクチンの効果がなければ生命を脅かす可能性がある。犬が咬んだと仮定して、人々はこの偽ワクチンを購入して注射したとします。犬が狂っていたり、狂犬病に感染していたり​​すると、人にも感染してしまいます。」と述べている。

同社の代表者は、本物のワクチンと偽物のワクチンを区別する方法についても説明した。「本物のワクチンには正しい登録番号が記載された長い箱」であり、箱の中にはワクチン、綿球、注射器、針が入っています。つまり、人々は自分で購入して注射することができるという。

偽ワクチンの販売は過失致死罪に値する。

掲載写真:ダップニュース

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