プノンペン 交通事故をきっかけにトゥクトゥク運転手、3人を射殺

トゥクトゥクの運転手によって3人が射殺されたため、昨夜流血につなった。交通事故と見出しを付けたが、事実は運転についての口論から事件は始まった。

3人が射殺された現場 2月12日 khmernoteより。

いとも簡単に銃をぶっ放す

事件は11日夜、首都中の人々が旧正月の初日を祝っていた町は混雑していた。夕方7時30分頃にプノンペンのセンソック地区の携帯電話店の前で起こった。射殺されたのはPo Sophy、2番目のSi Dethと特定されrされているが、3番目の被害者の身元はまだ未定である。

*事件はセンソック区で起きたと報道される

事件を目撃した人たちにによると、3人への銃撃の前に容疑者であるトゥクトゥクの運転手は、渋滞中にトゥクトゥクが前に行くために車を横に動かすことを頼んだが、それを拒否したとして男性と口論となった。要はよくある車両の路駐での迷惑行為がきっかけであろう。この国の運転マナーの無神経さは確かに眼に余る。交差点の角の止める車、目的の店の前でなく隣家や前の店の前に止めて恥じない。自家用車でさえ、他人の家の前に止めて自分の家の前に止めない身勝手さである。

口論の後、車の所有者が携帯電話店の前で酒を飲んでいる被害者と一緒に座っている間に、容疑者ところに数台のオートバイのギャングが現場に来た。ギャングとあるが、要はゴロツキか泥棒の類の若者であろう。容疑者はその後、ギャングのメンバーから突然銃を取り、犠牲者に発砲し、3人を殴打した後、ギャング(共犯者)と一緒に現場から離れた、という。すぐに3人の犠牲者は病院に送られるために別のトゥクトゥクに乗せらたが、彼らが搬送する前に死亡した。
警察は現在、容疑者とその共犯者を逮捕するための捜査をしている。

外国人は現地の人と本気で喧嘩しない、のが生活の鉄則

カンボジアに日本から来る日本知人や友人には、ここが外国である、ということ覚えておくようにと、先ず話す。そして現地の人と本気で喧嘩しないこと、想定外のことが起こる。想定外というが、要は外国にいるのだから、日本国内では想定外なことが起こる。そこで現地人と語学力もあって十分にコミニュケーションが取れないのに大声出したり、見下す態度を取ったりしたり本気で口論になったら、愚かである。ましてや手を出したりしたりしたら命の保証はない、と心得たほうがいい。

また、着いたばかりの空港到着ロビーで見知らぬ日本人が話しかけてきたり、「日本人ですか」なんていう片言の日本語で話しかけてきたら、先ずは詐欺師と見たほうがいい、のも常識である。バンコクの空港では、いつものように到着ロビーを出るや、オジサン日本人が声をかけてくる。筆者は何回も遭っている。要は貧しい語学力でタイ人が騙せないから同胞を騙そうと待ち構えているのである。

トゥクトゥクは乗合自動車でありながら認可制ではない

ましてや現地のトゥクトゥク運転手といえば、こうした事件、カンボジアやタイならあり得る、ベトナムだってバイクタクシー、メーター制でも要注意である。筆者の経験ではお釣りがきちんと戻ってくるのは、東南アジアでは昔のミャンマーとシンガポールぐらいである。ましてやカンボジアのトゥクトゥク、今や社会悪と化している。同胞の子供でさえ、タカられる。乱暴な運転、信号無視は日常的であり、それに認可制でない。だから、誰でもいつでも運転手になれる類の仕事である。上記のような事件は特に悪質な例である。

そのため在住日本人は流しのトゥクトゥクには乗らない。顔見知りかウーバーのような携帯呼び寄せを使う。夜、10時過ぎたら使わないほうがいい。深夜、カジノ帰りの日本に人が強盗に襲われ、直ちに射殺なんていうこともあった。自宅のあるサービスアパート前の事である。その時、アパートのガードマンもトゥクトゥクの運転手も危険を感じるや逃亡した。この事件、その後犯人がつかまった、と聞いていない。上記の事件、さもありなん、という感想を持つのがこの国多くの人、被害者だってまっとうじゃない。路駐して迷惑もかえりみず、その後に酒席、帰りは飲酒運転が横行している。

掲載写真:射殺事件のあった現場 画像:Khmertimesより。

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