プノンペン 「祈祷師殺し」の容疑者、独房で首吊り自殺

プノンペンで祈祷(きとう)師(占い師)を殺害した容疑で先週逮捕された女性が、警察の拘置所で首を吊って自殺した。

自殺した容疑者のNuon Kheng は、タケオ州トラムカク自治区Chrey Tnaot 村Nheng Nhengに居住する51 歳の女性です。彼女は、9月15日にプノンペン市裁判所の発行した逮捕状に従い、ポーサット州ポーサット市プテア・プレイ区パール・ネク2村で逮捕された。

その後、女性はプノンペン都ダウンペン地区監察署の独房に移されていたが、首を吊って自殺した。

当局の検査で、女性は実際に自殺したことが判明した。

当局は検査後、伝統的な儀式のために遺体を家族に引き渡した。

先週に逮捕された祈祷師殺害者、その後独房で自殺。Khmer Times

なお、容疑者による祈祷師殺害の経緯や動機等については、当地の報道では明らかにされていない。

カンボジアの村々では、病気や精神上の問題で伝統的な医療の一つとして祈祷師(占い師)に頼る人々も多い。また、気付け薬のような使い方でコインで背中を擦る方法がプノンペンでは、田舎出身の人々に多く見られる。「気付け」と言っても、身体に何か所も赤く腫れた皮膚の線跡を見るのは痛々しい。

掲載写真:Khmer Times

おすすめの記事