フン・セン首相は、「4~5週間」以内にフン・マネ氏がカンボジア首相に代わる可能性があると示唆した。同首相は7月22日(金)に放送された中国フェニックステレビのインタビューでこの発言をした。
「3、4週間以内にフン・マネ氏は首相になれるだろう。それはフン・マネがそれをできるかどうかにかかっている」と首相は語った。
この23日(日)に行われる総選挙の前から、フン・セン首相はすでに党CPPの地滑り的勝利を予測しており、CPP主導の新政府の就任宣誓日を8月29日と設定さえしている。
以上はKhmer Timesからの報道だが、フン・セン首相はカンボジアの次期首相にフン・マネ氏がなる可能性を中国メディアに語り、見ようによっては最大支援国:中国に「承知しておいて」というインタビューであり、さらに投票日以前から政権党の人民党の勝利は確実という前提での国内メディアの報道である。一方で日本や諸外国の主要メディアでは、「世襲のための選挙儀式」といった報道が目立つ。
掲載写真:Khmer Times