7月1日、フンセン首相は全国的にTV放映された発言の中で、インドで発生した新変異種:デルタウイルスが世界中に広がり、感染第3波(2月20日市中感染事件)が拡大する可能性があることについて懸念を表明した。
同首相はは、状況を悪化させないように、多くの国が急速な広がりを抑えるために都市や国を封鎖し始めている、ラオスやベトナムなど、カンボジアと変わらないアセアン諸国での感染事例は、最近大規模になっているとのことを伝えた。
要はタイで急速に拡大している新変異種、ベトナムのハイブリット型変異種による感染の流行に警戒を強め、強い措置もありえることを国民に訴えたものだ。このフンセン首相の演説に先立って呼応するかのような報道をしているKhmer Times が、その記事で「先が見えない」という見出しを掲げた理由である。