フン・セン首相は、オミクロンの拡散後、カンボジア政府がプノンペンやカンボジアを閉鎖する計画があるという噂に応えて、ワクチン接種率が高いため、2021年のように閉鎖する必要はないと宣言した。
同発言は、プノンペンのミアンチェイ地区ボウンチュンエク廃水処理プラントを建設するための起工式の際になされた。
また同首相は、「カンボジアが再び閉鎖するのではないか」ということで人々に心配しないように忠告した。ロックダウンとなれば、食料や物資の買い占めにつながり、商品価格の異常な上昇を引き起こすが、プノンペンや国を閉鎖しないという決定は、高い予防接種率によるものであると述べた。
だが、ロックダウンの措置はとらないが、その他の措置(例えば、リスクを伴う商売や酒類提供等の禁止など)を取らないということではないと思われる。
*なお、
明日から3-5歳の幼児にワクチン接種キャンペーンが始まる
5歳児未満の感染が4人に1人 市中感染が家族内感染を引き起こす
首相は、オミクロン変異体に感染した人の25パーセントが5歳未満の幼児であるという発見に基づいて主要な決定がなされたと述べた。
なお、フンセン首相の家族では娘1人と孫5人がオミクロン株に感染したと声明のなかで触れている。
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