フライトの急減でシェムリアップ空港職員 一時解雇を強いられる

世界のパンデミックが依然として続き多くの国はあたかも鎖国状態である。世界の総人口約77億人(2019年)のうち、2021年にもうすぐ新型コロナウイルス感染者は1憶人の大台を超えようとしている。要は70人に一人の感染者率となり、20世紀初めのスペイン風邪を数、感染スピードで超えようとしている。人類は100年経ってもウイルス感染症にいかに脆弱なことか、医療の進歩もこの程度だったのか、と愕然とする

コロナ禍で空港管理会社:ソシエテコンセッショネアデエアロポート(SCA)は急激なの財政難、レイオフを通じて従業員数を削減するという方針を発表した。それによれば、シェムリアップ州の全フライトの99%が失われたことにたいする対策であるという。 この発SCAからの声明は、161人の解雇された従業員が1月22日にストライキを行った後に出された。労働者側は抗議のためストライキを続けるという。

SCA広報担当:Khek Norindaは、「レイオフは新型コロナウイルス(Covid-19)感染のパンデミックの悲しい現実の一部にすぎない」と地元メディアに語っている。

同広報官によれば、「収益の急激な減少を考えると、会社の事業運営は完全な人員配置では持続可能でない状況で、可能な限り従業員の困難を軽減することである」と述べている。

同氏によると、カンボジアでは他の国に比べて新型コロナウイルス感染(Covid-19)の症例はあまり多くはないが、2020年の外国人観光客の大幅な喪失によって大打撃を受けた。2020年は実に乗客数が81%減少したという。

同氏は「将来の急速な回復を達成するために事業継続を維持するために経費を削減(それは人件費削減が大部分を占める)することが重要である」と述べている。2020年4月以降、プノンペン国際空港の交通量が78%減少したのに対し、プレアシハヌーク空港では87%減少したという。さらに、世界の航空交通の99%が失われ、現在はシェムリアップ空港では週に1、2回の定期便しかない、という。同社は当初161人の従業員を解雇することを決定したが、そのうち31人は後に他の場所に転勤した。また、会社の状況が改善することを条件に、解雇されたスタッフを最優先で再雇用する。したがって、レイオフの総数は130人となった、という。

労働者側は会社の言い分に納得していない

しかしシェムリアップ国際空港連合の会長であり、カンボジア観光サービス労働者連盟(CTSWF)の長であるロン・ラヴァン氏は、「SCAはただ言い訳をしているだけだ」と述べた。同ラヴァン氏は、「会社が労働法に従って補償金を支払わなかったために解雇された従業員が抗議し、会社が法第95条に違反して年功序列の従業員を解雇した」と述べている。

掲載写真:抗議中のソシエテコンセッショネアデエアロポート(SCA)の労働者たち 画像:Phnom Penh Postより。

 

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